ワンポイント紹介
「百読(ひゃくどく)は一(いっ)写(しゃ)に如(し)かず」という言葉は、読むだけでなく書き写してこそ文章は理解できるということを表すものです。
名文を味わいながら視写し、それを通して六度法をマスターしてみませんか?
【楷書】
いろは歌・唱歌(ふじの山/おぼろ月夜/紅葉(もみじ)/お正月)
・和歌/短歌(万葉集/金槐和歌集/橘曙覧/正岡子規/島木赤彦/与謝野晶子/佐々木信綱/斎藤茂吉)
・俳句(松尾芭蕉/与謝蕪村/正岡子規/高浜虚子/夏目漱石/河東碧梧桐)
・川柳(6)・漢詩/漢文(孔子「論語」/李白「静夜思」/孟浩然「春暁」)
・近代詩/訳詩(立原道造「ガラス窓の向こうで」/八木重吉「素朴な琴」/宮沢賢治「春」/萩原朔太郎「旅上」/ブラウニング「春の朝」/ルナール「博物誌」)
・物語/随筆(平家物語/竹取物語/徒然草/伊勢物語/奥の細道)
・小説(新見南吉「ごんぎつね」/芥川龍之介「蜘蛛の糸」/太宰治「走れメロス」/森鴎外「高瀬舟」/中島敦「山月記」/夏目漱石「草枕」
【行書】
いろは歌/和歌/古今和歌集「仮名序」/方丈記/枕草子
はじめに六度法について説明し、
作品ページには「ひと文字アドバイス」もあります。
教科書に出ていた作品や、
先生がプリントで紹介してくださった作品をいま読むと、
また違った感想や感慨がありましょう。
私も短い解説を添えていますので、比較してみてください。
最後は、ぜひ枕草子のこの段をと思いました。
「ただ過ぎに過ぎぬるもの
帆(ほ)かけたる舟。
人の齢(よわい)。春(はる)、夏(なつ)、秋(あき)、冬(ふゆ)。」
