六度法|3つのルールできれいな字

2014.9.7「他律模倣型」と「自律操作型」 

「書字」の学習方式

私が「六度法」を創案するまで「書字」学習は書道・ペン字だけでした。したがって、その学習方式について論ぜられることもなかったと思われますが、「六度法」の学習方式は書道・ペン字とかなり違うので、両者を比較するという新たな視点が生まれました。それによって新たな発見があり、「書字」学習に役立つこともあるだろうと思います

書道・ペン字は「他律模倣型(たりつもほうがた)

「他律」とは、他の指示に従うということで、ここで「他」というのは、お手本や先生のことです。
お手本を無視して自己流で書くのなら、お手本は必要ありません。また、先生の指示に対して「私、そのように書きたくありません」などと言ったら、「もう来なくていい」と、破門になるでしょう。書道は、少なくとも「習字」の段階では、お手本を、先生の指導を受けながら学習するものです。
この方式で「きれいな字」が書けるということは、お手本の字形を思い出しながらソラで書けるということです。逆から見ると、お手本を仕上げていない字は「きれいな字」で書けないということでもあります。お習字を習っている子どもが「この字はまだ習ってないから・・」というのは、まだ記憶のストックがないから「きれいな字」で書けないという意味です。

1006字に5年かかる
日曜日から土曜までの7字を書く場合、未習の字を片仮名で示すと、「日・ゲツ・カ・水・木・キン・土」のようになります。
では、すべてを「きれいな字」で書くには、どれくらいの時間が必要なのでしょう。
小学校の学習漢字は1006字なので、週1回、4字ずつ進むと1年間で200字、1006字には5年という時間が必要となります。(平仮名・片仮名は含んでいません。)     

「六度法」は「自律操作型(じりつそうさがた)」
「自律」とは、自分の判断で物事を進めることです。「六度法」は、3つのルールをどこに使うかを自分が考えることによって字形を操作する方式です。
七曜でいうと、「右上がり六度法」を「日・月・火・水・木・金・土」に含まれるすべての横画、および、「火」の1・2画目の始筆の位置に使い、「右下重心法」を「日・月」の2画目の終筆、「水・木」の右払いに使い、「等間隔法」を「火」の3画目の左右にも使います。

1006字を84日で
「六度法」は、実用の字を「整正字/きれいな字」にする技術なので、筆記具も、鉛筆やボールペンです。これらは毛筆に比べてはるかに扱いが容易であり、時間もかかりません。1字を5分間、12字を60分間として84日間あれば、1006字を書道・ペン字方式と同レベル以上で書けます。
 ただし、この数値は「右上がり6度線」を使うことを前提です。「右上がり6度線」は、「六度法マスターノート」(ショウワノート)が便利です。また、「著書一覧」に掲載の書籍はどれにも右上がり6度線」の練習ページが付いていますので、どれかをご購入になり、「六度法」の説明からお知りになることをお勧めします。なお、「右上がり6度線」はダウンロードもできるので、「六度法」で検索なさってください。